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ガジェット、カメラ、旅行を愛した統計学者(仮)の半生

1TBのポータブルSSDを激安・半額で手に入れる方法

約4分
1TBのポータブルSSDを激安・半額で手に入れる方法

昔はあんなに高かったSSDも、ずいぶん価格が落ちてきて、外付けのポータブルSSDが1TBでも2万円程度で手に入るようになりました。

SSDはHDDより衝撃に強いと言われ、また小さくて軽いため、気軽に持ち運ぶことができ便利です。
仕事用のファイルを入れて持ち歩くのはもちろん、映像編集者や、カメラが趣味の人なども、撮影した映像や写真を保存するためにポータブルSSDを持ち運んでいる場合が多いのではないでしょううか。

長期旅行に行ったり、大量に写真を取ったり、4K動画を保存したりと言った場合には、容量は大きければ大きいほど良いのです。
しかし、1TBなど贅沢を言い出すと、まだまだ気軽に手出しはしにくい金額です。

でも、これはあくまで、「ポータブル外付けSSD」を「完成品」として購入した場合の価格です。

実は、自分でPCパーツのSSDを買ってきて、小型のケースを付ければ、圧倒的に低価格で似たようなポータブルSSDを作ることができてしまうのです。
ドライバー一つで、ネジを2つほど締めれば終わりなので、PCのド素人でも別にハードルも高くはありません。

この記事では、実際に1TBの外付けSSDを1万円程度で自作した模様をお送りします。
外付けHDD・SSDは欲しいけどできるだけ節約したい人、写真や映像の高画素化に伴ってストレージ不足に悩むカメラマン、あらゆる人におすすめです。




内蔵SSDは外付けSSDよりずっと安い

Samsungの外付けSSDで有名なT5は、1TBで2万円程度しますが、普通の内蔵SSDは1TBで1万円前後が普通です。
SSDは価格変動が大きいですが、セール日などを狙えば、1万円以下で1TBのSSDを購入することも可能だと思います。
僕の場合はアメリカのブラックフライデーで1万円弱くらいで購入しました。

もちろん、500GBなどに容量を下げれば、5千円〜8千円程度で入手できるでしょう。

そして、内蔵SSDを外付け化するケースを買ってくれば、自作ポータブルSSDの完成です。
今回、僕は見た目もおしゃれなSatechiのエンクロージャー(ケースのこと)を購入しました。

これでも合計額はまだまだ安いものの、ケースで4千円は結構高いですね。
なお、アメリカのAmazonでは、スペースグレイなどは日本と同じような値段でしたが、なぜかゴールドだけ不人気なのか20ドル程度と安く買えました。

USB3.1 Gen2という転送速度が高速な物を選んでいるので、転送速度が不要な方は他の選択肢でも良いと思います。

ケースは、このように非常に軽く薄く小さいケースと、取り付け用のドライバー、USBケーブルがついてきます。
このケースに、購入した内蔵SSDを嵌め込み、ドライバーを閉めればおしまいです。

サイズ感としては、非常に小さく、マウスと比べてもこの程度です。カバンに忍ばせるのはもちろんのこと、なんならジーンズのポケットにも入るでしょう。

スライドさせて入れるだけなので、初めての人でも非常に簡単だと思います。

これで完成ですが、初回にPCに接続した場合は初期化が必要になります。
今回は、WindowsとMacの両方で読み込むことのできるexFATというフォーマットを選んで初期化しました。

1万円程度で1TBのSSDを手に入れて快適生活

こうして内蔵SSDを外付け化することで、かなりの金額を節約することができます。
ちょっと一手間かけるだけで、普通に製品を買うより節約できるので、オススメの方法です。

また、今回作った外付けSSDの容量が一杯になったら、また中身の内蔵SSDだけを取り替えて、ケースを使い回すことができるので、次回以降はさらに節約することができます。

ちなみに、アメリカのAmazonは、日本からでも買い物可能なので、大抵の場合、SSDやSSDエンクロージャーはアメリカで買った方が圧倒的に安いです。
価格を比較する時は、国内サイトだけでなく、アメリカのアマゾンの価格もチェックすることをお勧めします。
日本で5万円を超えるポータブルSSDが、アメリカのAmazonでは2万5千円くらい・・・なんてこともありますので。




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