
Androidスマートフォンは、様々な会社から発売され、多様なバリエーションから端末を選べることが魅力です。
しかしその結果、iPhoneに比べて、デザインがゴチャゴチャしすぎという印象があります。
外観はせっかくかっこいいのに、アプリアイコンのデザインはぐちゃぐちゃで、なんかよく分からないDoCoMoやauのアプリが沢山ホーム画面にある・・・というのが普通の人のAndroidスマホの実情かもしれません。
Androidスマホの中でお洒落なのは、Google純正のGoogle Pixelくらいに思えます。
アイコンやウィジェット、壁紙に至るまで、一貫してデザインされていることがやはり重要なのだと思います。
とはいえ、Androidスマートフォンの最大の魅力は、そのカスタマイズ性にあります。
ちょっと工夫をすれば、どの会社が発売しているAndroidスマートフォンであっても、自分好みのデザインにいくらでも変更できてしまうのです。
Google Pixelじゃないのに、Google Pixel風のデザインにすることさえできてしまうわけです。

こちらの画像は、僕の持っているSamsung Galaxy S8のホーム画面です。
どんなスマホであっても、10分くらいでこの状態まで持っていけます。
今回は、あらゆるAndroidスマートフォンを、Google Pixel風におしゃれで洗練されたデザインにカスタマイズする方法をまとめます。
基本はアプリを入れていくだけなのでリスクは殆どないと思いますが、自己責任でお願いします。
まずはGoogle Pixelの「動く壁紙」をゲット!
Google Pixelのお洒落ポイントは、何と言っても動く壁紙、Live Wallpaperでしょう。
波打ち際に打ち寄せる白波が、壁紙なのにちゃんと動いている・・・これだけで一気に手持ちのAndroidスマホがグレードアップした気がしてきます。

本来はGoogle Pixelに入っているLive Wallpaperですが、普通のAndroidスマホにもダウンロードすることができます。
アプリ形式でそれらの壁紙が入手できるからです。
Androidスマホの便利ツールが数多く投稿されている開発者向けのフォーラムサイトXDA Forumsで、初期のPixelのライブ壁紙と、Pixel2のライブ壁紙、Pixel3のライブ壁紙がそれぞれ手に入ります。
これらのリンク先から、.apkファイルをダウンロードしてください。
おすすめは2017年のGoogle Pixel 2に同梱されたライブ壁紙ですかね。
一番有名な白波が押し寄せる壁紙が入っています。
上記で紹介したPixel2のライブ壁紙のダウンロードページをAndroidスマホで開いて、次の.apkをタップして、大体言いなりに進めていけば、インストールまで進めるはずです。
スマホの種類によって2種類あるどちらをインストールすべきかは変わりますが、多くの場合はarm64と書いていない上の方を入れておけばOKだと思います。

ダウンロードされた「.apk」というアプリファイルは、俗に「野良アプリ」と呼ばれるGoogle Play Store以外からダウンロードされたアプリということになります。
こうしたGoogle Play Store以外で入手されたアプリをインストールするには、「設定」「セキュリティ」から、「提供元不明のアプリのインストールを許可する」をオンにする必要があります。

こうして、一連のPixel用の壁紙を入手することができました。
壁紙を変更する画面から、「Live Wallpaper」やら「ライブ壁紙」などと表示されているフォルダを開けば、以上の手順でインストールしたPixelの壁紙パックが反映されているはずです。
ホーム画面のアイコン数・サイズが自由自在
ホーム画面に配置しているアプリアイコンの数、サイズ、デザインも、スマホ全体の印象を大きく左右します。
アイコンを変えるだけでも、かなりPixelっぽい、お洒落なイメージになるのではないかと思います。
この場合の必須アプリが、かなり有名なカスタマイズ性の高いランチャーアプリであるNova Launcherです。
有料版は数百円しますが、非常に高機能でAndroidの良さを引き出す上でとても使えるアプリなので、この機会にPremium版も購入してしまいましょう。

まずはNovaで、ホーム画面のグリッド数を変更します。
グリッド数とは、ホーム画面の横と縦に最大でいくつのアプリを配置できるようにするかの設定です。
iPhoneでいえば、これが横に4つと固定されているので、どれだけ画面が大きくなっても4つしか入らず不便なのですが、Androidではこれを自由自在に変えられるわけです。

言語設定によっても表示のされ方は違うかと思いますが、Nova Launcherの設定画面から、デスクトップの編集画面を開き、「Desktop Grid」や「グリッド数」を選択します。
スマホの画面のサイズによっても研究が必要かもしれませんが、Google Pixelっぽさを出す上では、僕は縦に8個、横に5個という設定がベストかなと思っています。

さらにこだわるならば、ホーム画面に表示される「アプリ名」の文字も消すことができます。
実際、いつも使うアプリは、アイコンさえ見れば何のアプリか分かるわけで、わざわざ目障りなアプリ名の文字を表示し続ける理由なんてないのです。
Nova Launcherのアイコンの詳細設定からは、アイコンのサイズや、ラベル(アプリ名)の表示の有無まで変更することができます。ここは大きく見た目を左右するので、必ず消しておきましょう。

Nova Launcherでアイコンパックを適用
Androidスマホでは、便利なことに、他の人が作ったお洒落なデザインのアイコンを、一括で自分の持っているアプリに適用してしまうことが可能です。
アイコンパックがGoogle Play Store上でも多数公開されており、これをダウンロードして、Nova Launcherの設定で一括で全てのアプリに適用してしまうわけです。
おすすめは6000種類ものアプリに対応したアイコンが入っているPixel pie icon packです。


Google Play Storeで入手したアイコンパックは、Nova Launcherのアイコンテーマの設定で一括で適用できます。
これによって、一気に「Pixelっぽい」外観に変わるはずです。

円形のアイコンで全てのアプリが統一されると、非常に美しくなりますよ。
これに慣れると、縦横に配置するアプリ数すら変えられず、アイコンのデザインもアプリにより統一感がなく、わかりきったアプリ名が表示されてしまうiPhoneのホーム画面が、野暮ったくてやってられなくなります。
Pixelっぽいウィジェットを入れよう
Google Pixelといえば、ホーム画面にもお洒落なGoogle検索ボタンと、日付や天気アイコンが表示されているデザインが思い浮かぶのではないでしょうか。
これを実現するウィジェットも、Google Play Storeから無料で入手できてしまうのがAndroidのカスタマイズ性の高さを感じる凄いところです。
様々な種類がありますが、今回は無料で簡単に利用できる「Vizorg Widget」を利用します。
まずはGoogle PlayでVizorg Widgetをインストールして下さい。

設定は非常にシンプルです。
ホーム画面にウィジェットを追加する時に、「Vizorg」を選択し、ホーム画面に適当なサイズでウィジェットを配置したら、設定からフォントサイズなどを変更します。

自分のスマホの液晶サイズを踏まえて、しっくりくる文字の大きさなどを決めていきましょう。
コツは、ホーム画面にウィジェットを配置したら、ウィジェットを長押しして「リサイズ」で画面いっぱいに横幅を広げ、「パディング」をして画面横との隙間を消すことです。

パディングとリサイズによって、ホーム画面はこんな感じでサーチバーを表示できるはずです。
ついでにお洒落なカレンダーも導入
ここまででも十分機能性が高くお洒落なホーム画面が完成しているものと思いますが、折角ここまでやったので更にこだわってお洒落なカレンダーウィジェットも導入してしまいましょう。
以上で紹介した設定を全て進めれば、上部のカレンダーウィジェットを除いて、以下の画像のような見た目になっているはずです。

カレンダーウィジェットを追加することで、より洗練された見た目で、かつ空きスペースを活用することができます。
Nova Launcherでグリッド数を変更したことでホーム画面に余裕スペースが生まれ、このような活用方法を試せるのも嬉しいポイントです。
オススメのカレンダーウィジェットは、Androidに関する有名サイトであるAndroid Policeのベストオブ2018にも選ばれたCalendar Widget by Home Agendaです。
超有名テック系YouTuberであるMKBHDも、動画で見る限りこれをPixel 3にインストールして愛用しているようです。
有料ですが、その分デザインは洗練されており、またカスタマイズできる項目も多いです。

設定をいじって、グレーっぽい透過デザインにするのがオススメです。

以上で「ほぼPixel」なAndroidスマホが完成!
このように、多少有料アプリも使っていますが、わずか数百円で、どんなAndroidスマートフォンであっても、Google Pixelっぽい見た目にカスタマイズすることができました。
どんなにリーズナブルなAndroidスマホを購入しても、以上の手順を辿れば、全く同じ洗練されたデザインに変更できるので、スマホを買い替える時にも、デザインや使い心地が殆ど変わらずとても快適です。
バリエーションが多すぎて、混沌としたイメージがついてしまうAndroidですが、自分なりの設定を見つければ、自由自在にカスタマイズできるので、iPhoneより遥かに洗練されたデザインに持っていくことができます。
この記事で紹介したアイコンパックはPixel風のものでしたが、もちろんもっと違うデザインコンセプトのアイコンパックもGoogle Play Storeで入手できます。
この記事を参考に、自分なりに美しいと思うホーム画面カスタマイズを行ってみてはいかがでしょう。
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