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激安中国製・静電容量無接点方式キーボード「NiZ Plum」がスゴかった

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激安中国製・静電容量無接点方式キーボード「NiZ Plum」がスゴかった

会社でも自宅でもキーボードを打ちすぎて、ついには右手が腱鞘炎になってしまった。
改善のために目をつけたのが、「キーボード」だ。

世の中のキーボードには実は種類があり、かなり奥深い世界であることをご存知だろうか。
深くハマりだすと抜け出せなくなるので簡潔に説明すれば、高級な順に、「静電容量無接点方式」、「メカニカル方式」、「パンタグラフ方式」、「メンブレン方式」となる(例外あり)。

これまでAppleのMagic Keyboard(パンタグラフ方式)しか使ったのことの無かった僕が、生まれて初めて最高級の「静電容量無接点方式」のキーボードを買ってみたのでレビューする。

通常、この方式のキーボードは日本の東プレが販売しているReal Forceしかなく、非常に高価格だ。

しかし実は、本体のデザインも東プ○に似ている中国製のキーボード「NiZ Plum」ならば、静電容量無接点方式を採用しながら、なんと激安の1万5千円で購入できてしまうのだ。




全部入りコスパキーボード「NiZ Plum」の魅力

NiZ Plumの嬉しいところは、何と言っても「高級キーボードに付いていて欲しい機能」が「大体全部」入っているところだ。

  • 静電容量無接点方式を採用し、流れるようなタイプが可能
  • 荷重(キーの重さ)はかなり軽めの35g
  • BluetoothとUSB-C有線接続の両方に対応
  • キーキャップがCherry MXと互換なので、キーの色も好きなだけカスタマイズ可能(メカニカルキーボードの最も標準的な規格)
  • Mac用配列とWindows用配列をショートカット長押しで切り替え可能
  • キー配列の変更が可能(カスタマイズ時はWindows専用のアプリが必要)

静電容量無接点方式で、有線と無線の両方に対応している機種は実は貴重なのだ。
Macに有線で接続中でも、Bluetoothへの切り替えショートカットを押せば、iPadですぐに文字入力を始められるなど、その便利さは計り知れない。

静電容量無接点方式であるだけでも凄いのに、これだけの機能がついて、なんと驚きの1万5千円を切る価格でAmazonで販売されている。

Amazon.co.jpで買う

ちなみに、RGBバックライトが付いている機種や、テンキー付きの機種、有線接続のみの機種、USB-C端子ではない機種、66 keyのコンパクトタイプなど、バリエーションが色々あるので、買う前に必ず確認しよう。
私が購入したのは、有線・無線両対応、USB-C端子、RGBなし、84 Keyのもので、14,999円であった。

格安さを感じさせない「お値段以上」なクオリティ

事前にネットのレビューを見てみると、ちょっと歪んでいるとか、値段相応とか、割とクオリティに不安を抱かせるような書き込みも見つかる。

どんなもんかなーと思いつつ購入したが、少なくとも私の購入した機種は何の不安も感じさせないビルドクオリティーであるように思えた。
キーボードの歪みもないし、細部の荒さも見当たらない。梱包も丁寧で、1万5千円という価格を考えると十分「お値段以上」と言えるように思える。

私が購入したのがUSB-Cを採用した比較的新しい機種で、最近の値上げが行われた後の機種であるため、全体的にクオリティが向上しているのかもしれない。
(ちょっと前まではもっと安かったらしい。でも値段が上がった分、品質が上がってるならいいよね。)

ちなみに、Bluetoothモードとの切り替え方法などは、同梱のA4一枚の取扱説明書に記載されている。

取扱説明書はちゃんと日本語になっていたが、よく見れば記号が混ざっていたりちょっと違和感のある文面であった。
逆に言えば、いわゆる中華クオリティの不安さを感じたのは、この1点くらいだ。

タイピングにほとんど力がいらず驚いた

NiZ Plumが採用している荷重35gというのは、キーボードの世界では「かなり軽い」キータッチの部類らしい。

Apple Magic Keyboardのように、薄っぺらいキーボードの方が一見すると力がいらないようにも思えるが、実際にNiZ Plumを使ってみて息を飲んだ。
本当に全く力をかけなくても、流れるようにスコスコスコ・・・とキーを入力できてしまうのだ。

力をかけないというか、「手への衝撃が殆どない」という感覚に近いかもしれない。

静電容量無接点方式はその名の通り「無接点」なので、最後まで押し込まなくても入力できてしまう。
その分手に跳ね返ってくる衝撃が少なく、またキーの高さがある方が、押し切らないうちに次のキーに進むという運指がやりやすいのだろう。

東プレのRealForceで人気の「変荷重」タイプのキーボードでは、中心あたりが45gで、周辺が30gに設定されているのがメジャーだそうだ。
これに比べて、NiZ Plumは全体的にかなり軽い設定になっていると言える。

固めのキーの方が好きという人のために、ちゃんと荷重を重くするためのバネも付属している。
付属品は、バネと、USB-C to USB-Aケーブルと、Mac向けの交換用キーキャップだ。

便利なファンクションキーの機能も嬉しい

いくつかのキーの組み合わせを長押しすればMac配列モードに切り替えられたり、Bluetoothを3台まで切り替えられたりと、複数のPCやタブレットを使っている人にはかなり便利だ。

また、左右にあるファンクションキーのカスタマイズ性も非常に高い。
Windowsでしか使えないが、カスタマイズ用の専用アプリを使えば、左右のFnキーに別の機能を割り当てることができるそうだ。
残念ながら私はMacユーザーであるため、この機能は試せていないが、それでも十分便利な機能が詰まっている。

例えば、Fnキーを押した状態であれば、左手周辺のWASDキーでマウスのカーソルを動かせたり、右手の789UIOJKLあたりをテンキーとして利用できたりする。
これらの機能はキーの側面に印字されており、とてもわかりやすい。また、こうしたデフォルトの機能はMacでも最初から利用できるので嬉しい。

テンキー付きのものと、テンキー無しのもので最後まで悩んだが、テンキー無しを購入した。
ファンクションキーの機能で、実質的にキーボードの一部をテンキーのように使える機能があったので、思わぬ収穫に満足している。

ちなみにMacユーザーで、F5を押すとLaunchPadが起動するなど使い慣れたファンクションを有効にしたい場合は、KarabinerというMacアプリを導入するのをお勧めする。
これはキーボードのカスタマイズアプリで、かなり自由度高くキーの割り当てを変えられる。
カスタマイズしてみても良いが、デフォルトの設定を適用するだけで、Mac Book Air本体のファンクションキーと同じ機能がNiZ PlumのFnキーにも自動的に割り当てられるので、一番違和感が少ないのではないかと思う。

キーボード沼が見えてきた人は・・・NiZ Plumで踏み止まれ!

ちょっと高級なキーボードが気になり出したくらいな人は、いきなり高額なRealForceに手を出すよりも、まずはNiZ Plumで静電容量無接点方式を味わってみてはどうだろう。

実際、この記事で紹介した通り、かなりのクオリティの商品であり、今までのキーボードからは圧倒的に使い心地が向上するので、しばらくは新しいキーボードを買わずに済むことだろう。

しかし、このようなスペック勝負だけでは、キーボード沼に陥ることを防げないかもしれない。

静電容量無接点方式に並んで人気があるメカニカルキーボードは、キーの色や種類をカスタマイズできることが魅力の一つだ。
かっこいい・美しいデザインのキーボードをみると、つい物欲が騒ぎ出してしまうのだ。

メカニカルキーボードには、ドイツの会社が製造しているCherry MXというキースイッチが採用されているのが普通だ。
そして、このCherry MXスイッチにぴったりフィットするように作られたキーキャップが、世界中で販売されており、これでカスタマイズを楽しめるというわけだ。

この点、実はNiZ Plumは静電容量無接点方式を採用していながらも、キースイッチの形がCherry MXと同じになるように作られている。
つまり、Cherry MX用のキーキャップを買ってこれば、NiZ Plumに付けることができてしまうのだ。

実際に、こちらの記事で後日キーキャップを変更したので是非みて欲しい。

これはかなり嬉しいポイントではないだろうか。

私は、今のところ唯一の不満点である、右下の矢印キーの押し間違い問題を解決するために、矢印部分だけカラフルなキーキャップに交換することを考えている。
NiZ Plumの右下にShiftとEndと矢印が集中している箇所があり、上矢印とShiftをめっちゃ押し間違えるのだ。

静電容量無接点方式というスペックも楽しめて、Cherry MXスイッチのデザインの柔軟性も楽しめる。
NiZ Plumは、1万5千円でかなり楽しませてくれるキーボードだと思う。




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