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無料で超絶便利!仕事・勉強に超使えるiPadのPDFアプリ

約6分
無料で超絶便利!仕事・勉強に超使えるiPadのPDFアプリ

今回は、iPad Proの初期モデルから最新モデルまでずーっと使い続け、仕事や大学院での勉強にiPadとApple Pencilを使い倒している僕が、最強だと考えるPDF管理・注釈アプリを紹介します。

有料アプリを大量に試してきた僕ですが、このアプリは無料です。
無料にも関わらず、他の有料アプリを凌ぐほどの高機能を備えています。




PSPDFは全iPadユーザーのベストチョイス

そのアプリは、「PDF Viewer Pro by PSPDFKit」です。

「Kit」という名前がついている通り、「PSPDFKit」は本来SDKとして販売されているものです。
ざっくり言えば、他社がアプリにPDF編集機能を組み込みたい場合に、ゼロから開発するのは面倒なので、PDF編集機能を丸ごとキットとしてPSPDFから購入してしまうといった具合に使われています。

なので、iPadやiPhoneのアプリの中には、実はこのPSPDFKitが部分的に埋め込まれているアプリが多数存在します。
論文管理アプリのReadcubeや、Bookends、総合文書管理アプリのDevonthinkなども、実はPSPDFKitが使われています。
実はあなたも知らないうちに使ったことがあるかもしれません。

PSPDFKitの高機能さをPRするため、PDF編集機能のみを単体でアプリにして公開されているのが「PDF Viewer Pro by PSPDFKit」なのです。

そのため、無料にも関わらずエンタープライズレベルの超高機能を備えているのです。
手書きメモ、署名、ハイライトなどはもちろん、PDFへの新規ページの追加、ページの順番の変更、新規PDFの作成まで、ありとあらゆることが可能です。

全クラウド対応!iOSのFilesでPDFへ直接アクセス

PSPDFのインターフェースはとてもシンプルです。
基本的には、iOSの「ファイル」アプリと同じ外観で、iPad内部のファイルや、iCloud Drive、Google Drive、Dropboxなどの外部クラウドなどを利用できます。

新規ファイルの作成や新規フォルダの作成、あるいは新規PDFの作成も、直感的に行えます。

このようにアプリ独自の保存先ではなく、クラウドストレージなどを自由に利用することができるため、Macはもちろんのこと、WindowsやAndroidとの連携にも適していると言えます。

自分の好きなクラウドに、自分の好きなフォルダ階層でPDFを管理できるというのは、複数の端末を使い分けていたり、会社のクラウドや、学校のクラウドアカウントを利用する人にも非常に便利です。

ノートアプリの中には、そのアプリ独自のファイル形式で、一つ一つPDFとしてエクスポートして別のところに保存して・・・といった面倒なワークフローになってしまうアプリも多いため、PSPDFのこの拡張性は本当にありがたいです。

なお、あらゆるクラウドサービスとPSPDFの組み合わせを試した僕の結論は、とにかくiCloud Driveを利用するのが最も同期が早いです。
300MBを超えるPDFを編集した場合でも、ほんの数秒でiPadからクラウドへのアップロードが完了します。
おそらく、同期がファイルの変更前後の差分単位で行われるように最適化されているのだと思います。

従って、PSPDFKitとの組み合わせで一番おすすめなのはiCloudです。私はiCloudの50GBのプランを契約して利用しています。

2つのPDFを同時閲覧できるタブ機能が神すぎる

最近新たに追加された素晴らしい機能に、Split ViewでのPDF同時閲覧があります。

PSPDFKitは、元々タブ機能が素晴らしく、複数のPDFを同時に開いておいて、行ったり来たりしながら読んだり書き込んだりといったことが可能です。

これがさらにパワーUPして、iOS 13からはSplit Viewを用いてPSPDFを同時に2つのウィンドウで利用できるようになりました。
片方で数学の教科書を見ながら統計学の教科書を読んで・・・なんてことが可能になるのです。

紙の本にこだわる理由に、複数の本を並べて見られる便利さを挙げる人もいますが、いよいよ紙の使い心地を超える段階にあると言えるのではないでしょうか。

Apple Pencilでの手書きメモは超スムース

もちろん、本題のApple Pencilでの注釈機能も最高です。

様々なアプリの中に組み込まれているだけあって、非常に使い勝手は洗練されています。
好きな色、太さ、透明度などを細かく選択でき、手書きメモには困りません。

テキストの打ち込み、文字列のハイライト、コメントの挿入、手書きメモの挿入、手書きハイライトの挿入、画像の挿入、図形の挿入、文字の読み上げなどが主な機能として存在します。

おおよそPDFを閲覧しながら行いたいことは全て実現できると言えるでしょう。

PDFファイルそのものの編集も可能

さらには、用紙サイズを指定して新しいPDFファイルを生成したり、既存のPDFファイルのページの追加や削除、順番の変更なども可能です。

このように多数のページを概観するモードも備わっているため、長い参考書や技術書を読むときにも、多数のページの行ったり来たりが非常に容易です。

3年以上愛用する僕がPSPDFを手放せない理由

僕にとってPSPDFKitは、本当に手放すことのできないアプリとなりました。
大学院での勉強もこのアプリがなかったらはるかに効率の悪いものになっていただろうと本当に思います。

全ての教科書や参考書をPDFとしてiCloudに保存し、MacやiPadから閲覧、iPadでテスト勉強のために書き込んだメモがMacでも閲覧できる・・・という便利さは本当に素晴らしいです。

紙の教科書や紙のノートを全く持ち歩くことがなくなり、荷物が軽くなったのはもちろん、いつでも自分が持っている他の教科書を閲覧できるため、勉強の効率も飛躍的に向上しました。

手書きメモはもちろん、スクリーンショットの画像もスムーズに挿入することができるため、教科書の定理を書き写すなどの無駄な時間が大幅に削減されました。

iPad の醍醐味は、なんと言ってもApple Pencilを使って紙のノートのようにメモを取ったり、PDFの書類に手書きで書き込みをできることです。
日頃持ち歩く本、手帳、ノートなどの荷物を減らし、しかもOCRや文書検索など利便性が大幅に向上するので、一度コツをつかめると、紙とペンが必要な作業は全てiPadに移行したくなってしまうでしょう。

無料のPSPDFを利用して、iPadの超快適PDFライフを目指してみてはいかがでしょう。




  • App Store でいうと、なんという名前のアプリでしょうか?

    ※PDF viewer PRO で検索すると、3month と yearly という2種類が出てきましたが、いずれも有料でした。

    • そちらのアプリで合っています。アプリ内課金のオプションが表示されているだけだと思いますので、アプリ本体をダウンロードし、アプリ内課金をせずに利用すれば無料の機能はそのまま使えるはずです。

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