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iPadに絶対入れるべき超実用的アプリ2019

約34分
iPadに絶対入れるべき超実用的アプリ2019

iPad Proの使用歴が2年近くなる僕が選ぶ究極のiPad無料・有料アプリセレクション。
あえてAppleのCMに出てくるような、かっちょいいアプリは含めていません。だって、普通の人あんなの使ってます?

僕はデザイナーでもイラストレーターでも動画エディターでもミュージシャンでもありません。
そんな「Proじゃない」僕でも、「ここまで使いこなせばiPad Proを買った意味があるだろう・・・!」と思える最高のアプリたちをまとめてみました。


スタンダードなアプリの思わぬ使い方から、かなりマニアックなアプリまで、幅広く紹介していきます。
「Appleっぽい」デザインツールを期待されている人にとっては物足りないかもしれませんが、世の大半の人に求められるであろう実用的なアプリたちですよ!




Apple Pencilを凡人が活用するために

AppleのiPad ProのCMを見ていると、写真家らしき人がPhotoshopで写真を編集したり、イラストレーターっぽい人が尋常じゃなく巧い絵を書いていたり・・・。
すっごくかっこいいけれど、正直、Apple Pencil買った人の9割くらいは、ロクに絵も書けないですよね?(というかそうであって欲しい)。

芸術センスがゼロの僕は、それでもiPad Pro 2018と、Apple Pencilを全速力で買ってしまいました。
どのように活用しているかというと、手持ちの本は全て電子化し、PDFなどの書類のほか、手書きノートまで全てをiPadに突っ込み、ペーパーレス人生を歩んでいるのです!

PDF Viewer:無料とは信じられないPDF注釈アプリ

真っ先に紹介したいのは、無料でとんでもない高機能なPDFビューアが使えるこのアプリ。
ざっと挙げてみるだけでも、信じられないほど高機能なんです。

  • ローカル、クラウド上のPDFを開ける
  • タブ機能を使って複数のPDFを同時閲覧可能
  • 超高性能な注釈機能を使ってApple Pencilで手書きやハイライト、コメント追加可能
  • PDFに埋め込まれたアウトラインの表示、ジャンプ
  • ブックマーク(ページへのしおり)機能の利用
  • 方眼紙・ドット紙などの新規PDFの作成
  • ダークモードにも対応

普通のアプリであれば、少なくとも年間1,000円は取られそうな機能が、全て無料で使えてしまうのです。

PSPDF PDF Viewerの機能概観

このように、PDF形式で購入した教科書や、あるいは自分の本を自炊したPDFを読み込めば、非常に便利に閲覧が可能になります。
もちろん、ビジネス文書を片っ端からスキャンして、ペーパーレスオフィスを実現するのにも役立つでしょう。

PSPDF PDF Viewerでの新規PDFファイル作成

さらに、新規書類の作成機能で、任意のクラウドやローカルのフォルダ内に、B4, A4, レターサイズのノートをPDF形式で作成することができます。

PSPDF PDF ViewerでApple Pencilを利用

この記事では定番のノートテイクアプリなども紹介しますが、ぶっちゃけこのPDF ViewerでPDFノートを管理すればそれが一番です。
自分で選ぶ好きなクラウドストレージ上に、好きなだけノートを保存でき、しかも特定のアプリに閲覧可否が縛られることがないので、ぶっちぎりでオススメな訳です。

なぜこれほどの機能がついたアプリが無料で利用できるのかというと、開発元の「PSPDF」という会社は、PDF編集ツールの開発キットを販売しているのです。
超簡単に言えば、他社がクラウドストレージやファイル管理アプリなどにPDF編集機能をつけたいときに、自分たちで開発するのは時間もお金もかかるので、PSPDFから買ってしまって、PSPDFを自分たちのアプリに埋め込んじゃう訳です。

このアプリは、PSPDFの埋め込み型アプリがどれだけ高性能なのかをPRするために、PSPDFがショーケースとして無料で利用できるようにしているものだという訳です。

PDF Expert:もっと自由なPDF

デザインやイラストなどの仕事をしていない一般の人が、iPad Proを活用する場面としてはやはりPDFへの書き込みや編集が挙げられるでしょうから、さらに紹介してきます。

有料ながら非常に知名度が高く、MacでもiPadでもiPhoneでもAndroidでも使える定番のPDF編集アプリといえば、この「PDF Expert」でしょう。
PDF Expertを開発している会社は、Readdleといって、これまた定番のiOS上のファイルブラウザなどを開発しています。
ファイルブラウザと合わせてPDF Expertを使うことで、相互の連携がとても便利になります。

Mac版は86ドル、iOS版が1200円と決して安くはありません。
しかし機能は強力で、上で紹介したPSPDFのPDF Viewerと同様の機能に加えて、自分でアウトラインを編集したり、前に見ていたページに飛んだり、PDF中の文字を編集したりと、さらに強力な編集機能が使えます。

Mac版のPDF Expertの注釈機能

PDFを閲覧したり、元ファイルを変えずに書き込んだりしたい人はPSPDFで十分だと思いますが、元のPDFファイルの書き換えなどの高度な編集まで行いたい人は、こちらを導入すると良いでしょう。

Notability:ド定番ノートテイク

引き続きApple Pencilを活用した手書きアプリを紹介していきます。
iPad Proの紹介をするにあたり、必ずと言っていいほど目にする二大ノートアプリが、NotabilityとGoodnotesではないでしょうか。

僕は、先述のようにPDF形式で手書きノートを管理して、Dropboxなどのクラウドストレージ上に保存する方式を推奨していますので、ノートアプリそのものにはあまり興味がありません。
しかし、二大アプリのうち、Notabilityについては、PDFでは実現できない特筆すべき機能があるので、紹介したいと思います。

アプリそのものは、非常にスタンダードなものです。ダークモードにも対応しています。

肝心の手書きノート機能は、ごく普通のものだと思います。


PSPDFのPDF Viewerは、Apple Pencilで書き込んだオブジェクトを、自由自在に指で移動させることができます。
しかし、これらのノートアプリでは、一回書き込んだオブジェクトをさっと移動したいときに、一々投げ縄ツールを使って範囲選択をして、それからドラッグしないといけないので少し面倒です。

とはいえ、Notabilityにしかない非常に便利な機能もあります。

それは、ノート上部の「マイク」のマークをタップすることで利用できる録音機能です。
これは、単に録音をするだけでなく、ノートの書き込みと、録音のタイミングが同期されるため、講義や授業を聞いた後に、録音を聴き直すと、「その時間に自分がノートのどの部分を書いていたか」が追尾されて閲覧することができます。

長い授業の復習などをするときに、ノートの位置から、録音位置を明らかにすることができるのは非常に役立つポイントと言えるでしょう。
僕も、基本はPDFの手書きノートに統一したいのですが、この機能のためにNotabilityを利用することもあります。

DEVONthink:iPadを使う唯一の理由

この記事では20程度のアプリを紹介していますが、僕がこの中で一番重視しており、「このアプリのためだけにiPadを使っている」と言っても過言ではないものが、このDEVONthinkです。

DEVONthinkは、元々Macの文書管理アプリなのですが、DEVONthink To GoというiOSアプリを使えば、DropboxやiCloudを経由して、Macに入っているデータベースをiPadやiPhoneにも同期して持ち出すことができます。

自炊した書籍や、新しく購入したPDF形式の本などは、全てMacでDEVONthinkに入れて整理しています。
さらに、文書へのタグ付け、関連度検索、OCRやページの追加削除などのPDFの高度な編集、Markdown, html, rtf, txtなどあらゆる形式の文書データの作成と保存、論文PDFの管理や検索も行うことができ、ペーパーレスな生活を行う上で非常に重要なアプリになっています。

そして、他でもないこのDEVONthink To Goに、冒頭で紹介した神アプリであるPSPDFのPDF編集ツールが埋め込まれているのです。

最高のデータベースアプリに、最高のPDF注釈ツールがくっついているわけですから、これを使わない手はありませんよね。

PDF等のドキュメントの閲覧に特化したアプリだけあって、使い心地は格別です。
電子書籍で参考書などを読んでいると、「ちょっと離れたページを行き来して読みたい」ことがありますが、KindleやKoboではそう言った複数ページを頻繁に行き来しながら読書しようとすると、やはりストレスが溜まります。
その点、DEVONthinkでは、PDFのOutlineから他のページに飛んだ後、さっきまで見ていたページへワンタップでジャンプするガイドが表示されるので、例えば参考書なら問題のページ、答えのページ、復習したいページの3つをサクサク切り替えながら読むことさえできるのです。

DEVONthinkに保存している参考書の一例

このように大量のPDFファイルを、同期の衝突などが起きないように安定的にMacとiPadでやり取りできるという点では、今の所DEVONthinkの右に出るものを知りません。

文書中の検索や、データベース全体の串刺し検索が可能

DEVONthinkの売りの一つは優れた検索機能で、データベース全体を検索し、キーワードに関連度の高い論文や教科書を優先順位をつけて表示してくれます。

同期に使うクラウドを選択することができます

現在は、iCloud, Dropbox, CloudMeが公式にサポートされており、任意のWebDAVサーバーを登録して同期に利用することも可能です。
僕はGoogle DriveをWebDAVサーバ化するツールを使って、DEVONthinkの同期に使っていましたが、そのような迂回が入ると速度が遅いので、諦めてDropboxで同期することにしています。

iPadでも電話やSMSができるって知ってた?

iPad利用者の多くは、iPadを電話として使おうとは思っていないでしょう。
しかし、携帯キャリア等から付与される電話番号を一つも持っていなくても、iPadで日本の電話番号とアメリカの電話番号を1つずつゲットし、しかもSMSの送受信も可能で、費用を年間3,000円以下に収めるという神技があるのです。

Skype:超マニアックな使い方

Skypeは、インターネットを通して音声通話をするためのアプリですが、実は普通の固定回線や携帯電話とも電話をすることができます。

そのためには、もちろん「メールアドレス」や「Skype ID」だけではダメで、発着信に使える専用の電話番号を手に入れる必要があります。

自分に固有の電話番号を入手するには、マイクロソフトのサイトから「Skype番号」を発行します。
これを購入すると、050から始まる番号ですが、日本の電話番号が年間わずか1,800円で手に入ります。
インターネットさえあれば、国内で通話を格安でできてしまうわけです(発信は通話クレジット買う必要あり)。

Skype番号の購入は激安です

ここまでは、普通のSkypeの使い方かもしれません。

この方法だけでは、必ずしもSkype番号をメインの電話番号にするのは難しいのが実情です。
Skype番号のデメリットを挙げると、次のようになります。

  • SMSを送受信できない(これが致命傷)
  • 相手に自分の電話番号を通知できないため、常に「非通知」になる

非通知になってしまうと、たとえ家族同士であっても、多くの携帯ユーザーには電話を取ってもらえないでしょう。
また、最近はGoogleやfacebookなど、パスワード認証に加えて携帯番号宛にSMS認証を送付してくるサービスも多くあります。
そんな中、SMSが使えないというのは、インターネットライフを充実させるためにはかなり厳しい欠点で、どうしても080や090の携帯番号を入手する必要が生じてしまうわけです。

でも、この解決策があるんです。
次のアプリを紹介しましょう。

Cloud SIM:年8ドルでSMS送受信可の電話番号ゲット

Cloud SIMは、その名の通り、バーチャルなSIMカードを挿しているかのように、自分のiPadやiPhoneに電話番号を追加していくことができるアプリです。
しかも価格は異様に安く、アメリカの電話番号であれば、年間わずか8ドルで、好きな州の電話番号を入手できてしまうのです。
ただし、登録時に最低1つは電話番号を持っていなければなりません。

なぜこのアプリを紹介するかというと、先のSkype電話番号と、このCloud SIMを組み合わせることで、最強かつ最安の電話番号維持体制が作れてしまうためです。

  • まず、日本のSkype番号を年間1,800円で取得
  • Skype番号に紐づける形でCloud SIMを年間8ドルで発行
  • Cloud SIMのアプリ内に4つまでアメリカ等の電話番号を生成可能
  • 日本国内からの着信はSkype番号へ掛けてもらう(050, 国内通話扱い)
  • SMSの送受信はCloud SIMで行う(受信無料!送信も1円くらい)
  • 家族への発信はCloud SIMで行う(番号通知可能!発信も1分4円くらい)

これによって、Skype番号のデメリットを打ち消し、年間わずか3,000円以下で、電話をほぼ使い放題になるのです。
格安SIMを契約している人であれば、データのみのプランに移行しても、Skype番号もCloud SIMの番号も消えないので、さらに安くなるはずです。

僕はシリコンバレーらへんの市外局番をゲットしました

こうした使い方だけではなく、日本にいながらアメリカやイギリスなどの電話番号を取得し、しかも日本から発信もできるので、海外旅行や海外留学、海外勤務の前に、電話番号をゲットしておくと便利です。
Whatsappなどのチャットアプリにも、Cloud SIMの電話番号で登録できるので、SMSやメッセージの送受信も完全にタダになってしまうのです。

AirBnBのホストとの連絡など、相手に自分の本当の電話番号を教えたくないときに、Cloud SIMの番号を教えて、そちらの番号でSMSのやり取りをすると言ったことも可能なわけです。

MacやPCとの連携でもっと便利に

iPadは、単体で使うだけでなく、やはりクロスプラットフォームで利用するとより一層パワーを発揮してくれるものと思います。

Duet Display:Lunaに負けない!

元アップルエンジニアが開発し、一時期非常に話題になったDuet Displayですが、最近非常にパワーアップしており、かなり実用的なアプリになっています。

「Duet」という名前の通り、MacやPCのセカンドディスプレイとして、iPadの液晶を利用できるアプリです。
同様の機能をもつアプリとしては後発のLuna Displayが有名ですが、Luna Displayも元アップルのエンジニアが開発しているもので、DuetもLunaもライバルとしてバチバチ言わせています。

Duet Displayの特徴は、1,200円という一回買い切り型の非常に安価なアプリを購入すれば、ずっとMacのサブスクリーンとして使い続けられる点にあります。
また、接続方法は、基本的にはUSBでの有線接続です。

これに対しLuna Displayは、MacやPC側にUSBの小さい端末を取り付け、それにiPadから無線でアクセスするような形です。その専用の小さなUSB端末を79ドルで購入する必要があるため、Duetよりは割高であると言えます。
Lunaが割高でも人気がある理由は、Apple Pencilでの書き込みや筆圧検知など、より高度な機能が備わっているためです。
パソコンでPhotoshopなどを利用している人が、Lunaから提供される複数のアプリを組み合わせて、Apple Pencilでの書き込みに使っているという印象です。

しかし、Duet Displayも負けてはいません。
最近、年間サブスクリプション式のアプリ内購入Duet Proをスタートさせ、年間わずか2400円で、Apple Pencilの筆圧検知などに対応したためです。
もちろん、1200円のまま使い続けることもできます。
このため、価格優位性は引き続きDuet Displayに大きく分があると言ってよいでしょう。

実際私はDuet Proを利用していますが、文書を閲覧するときもこのように非常に高精細で、かつApple Pencilでの入力にも対応しています。
僕は絵を描いたりはしませんが、絵を描く人にも、Lunaと変わらない体験を提供してくれるのではと思います。

Gradys:無料でコピペ連携

MacとiPadの間で、自由にテキストやクリップボード、ちょっとした画像のやり取りをしたいと思ったことはありませんか。
そうしたオブジェクトを適当に突っ込んでいき、それが常時iPadとMacで同期されている・・・という便利なアプリが、Gladysです。

iPadのギャラリーから写真をGladysに追加したところ

例えばiPadで画像を一枚Gladysのなかにドラッグ&ドロップします。
すると、直ちにそれがMacの方にも同期されるわけです。

iOS 12になってから、iPadでのドラッグ&ドロップの操作が非常に便利になっているので、とても使えるアプリです。

すぐさまiCloud経由でMacのGladysにも表示された

同様の機能を持つアプリとしてYoinkがありますが、そちらは有料です。
Gladysは無料版では同時に保持できる数に制限がありますが、僕が使っている中では、無料のままでも、あまり不自由したことがありません。

集中できるワークステーション

iPad Proを買ったからには、やはり「Pro」らしく自分の生産性を向上させておきたいところ。
iPadは優れたワークステーションにもなるので、生産性向上のためのツールを紹介しましょう。

Tide:ホワイトノイズで集中

Tideは、とてもシンプルで美しい「集中」「瞑想」などのためのアプリです。
機能はとても少なく、雨の音や海の音などのノイズを、美しい画面で25分間測りながら流してくれます。

また、作業用BGMとしてのノイズだけではなく、睡眠時や、呼吸を整えると言ったシチュエーションごとのプログラムもあります。
まあ、僕としては勉強するときに「集中」モードを使って雨の音や嵐の音を聞きながら行い、たまーに寝るときにも海の音を聞きながら寝てみるといった使い方ですが。

もちろん設定する時間は25分だけでなく、もっと長時間集中を継続することも可能です。
シンプルなアプリですが、自分の勉強や仕事のペースを維持する上で非常にオススメです。

iA Writer:最高の文書作成

iPad ProにはSmart Keyboardという強力な外部キーボードがありますので、iPadでの執筆活動を捗らせたいところです。

いくつかの有名ライティングアプリがありますが、どれも買い切りではなくサブスクリプション形式だったり、やたら高かったり、Markdown形式の文書が作れなかったりと、痒いところに手が届かない印象があります。

iA Writerは、本当に書くことだけに特化した買い切り型のアプリで、美しいインターフェースはもちろんのこと、Markdownやテキスト形式など保存するファイルの拡張子も選べ、またダークモードなどにも対応しており、集中して本格的な文書を書くのに適していると思います。

見出しやリスト、リンク、脚注の挿入などMarkdown操作が簡単です

このように、多様なMarkdownの機能を簡単に呼び出すことができ、写真、脚注、ページ区切りなども挿入できるので、結構大きなプロジェクトをiA Writerの中だけで完結させることも可能です。
Markdownで書き慣れている人は、iA Writerで原稿を書いて、Wordpressやホームページに出力すると言った使い方も便利です。

何より、ライティング系アプリの中では、買い切り型でしかも低価格なので、結構良心的だと思います。

Reeder 3:情報収集の神

これはもう定番中の定番と言える、MacやiOSにアプリが存在するRSSリーダーの「Reeder 3」です。
FeedlyなどのRSSアカウントのクライアントアプリとして利用でき、非常にシンプルで美しく、軽量なためサクサクとニュースをチェックしていくことができます。

iPadを購入したら、Feedlyに沢山お気に入りのニュースソースを加え、Reederで通勤中や移動中にニュースをチェックするのが一つの醍醐味と言えるかもしれません。
僕自身、ブログのネタを探す上でも、Reederにはお世話になっています。

また、大量のRSSフィードを流し読みする中で、気になった記事を次で紹介するInstapaperに突っ込んでいくという使い方がオススメです。

Instapaper:情報集約の神

Instapaperは、いわゆる「あとで読む」系のWebサービスで、気になる記事を片っ端からInstapaperに保存していき、後日時間があるときにInstapaperのアプリで記事をじっくりチェックするというものです。

Google Chromeなどの拡張としてもInstapaperに保存する機能が提供されており、Reederをはじめ、Webブラウザなどあらゆる場所から、Instapaperに情報を集約していくのがオススメの使い方です。

Instapaperそのもののデザインも美しく、ダークモード風の見た目にもできるため、通勤中や通学中に溜め込んだニュースを、夜にじっくり読むのも一興です。

クラウドを使いこなせばPCの代替も

これだけのハイスペック端末を手に入れたら、パソコンと変わらぬ使い心地を求めたい・・・ですよね?
長年iOSのファイルマネジメントはイマイチとされてきましたが、最近ではZIPファイルの解凍圧縮から、ウィンドウ間のドラッグ&ドロップまで、結構進化しています。

WordやExcelの文書ファイル、撮影した写真、それぞれの端末でとったメモやノートなど、自分が所有する複数の端末間でファイルを同期し、iPadでもそれらのファイルを快適に利用できるようにするには、クラウドをいかに上手に利用できるかが鍵になります。
クラウドストレージを使いこなせば、ほぼパソコンを代用できると言っても過言ではありません。


ここでは、多数あるクラウドストレージサービスから、一体どれを選ぶべきかについても、各サービスの特徴と、それに適したユースケースを紹介していきます。

Documents by Readdle

iPadでの快適なファイル操作を実現する上で、Documentsは必須のアプリであると言えるでしょう。
DropboxやGoogle Drive, OneDriveなど主要なクラウドサービスに一括で接続し、クラウド上に保存しているPDFを閲覧したり、ドラッグ&ドロップで一度に複数の写真をアップロードしたりと言ったことが可能です。また、zipファイルの解凍などもできます。

PDF ExpertなどのReaddleの他の有料アプリを連携させれば、さらに高度なPDF操作も可能になります。
Readdleのアプリを利用している人は、迷いなくDocumentsも利用するべきと言えるでしょう。

Documents by Readdleの概観

私の場合、MacとiPad, iPhoneだけでなく、Androidも含めて多数の端末を所有しており、それぞれでファイルを共有したいシーンが多いため、快適にクラウド上のファイル操作ができる本アプリは必須です。

Dropbox:未だに強いスタンダード

著名なクラウドストレージサービス3種について、それぞれの特徴を紹介していきます。
もちろんどのサービスもiPadでアプリが提供されているので、どれを選んでも最低限の機能はほぼ変わらず利用できるはずです。
しかし、それぞれ価格や容量、使える機能に少しずつ差があり、人によって「これが最適!」というクラウドストレージサービスは異なると思います。

クラウドストレージの鉄板といえば、まずはDropboxでしょう。
結論から簡単に言ってしまえば、お金に余裕がある人は、Dropboxを選んでおけばベストな体験が得られることは間違いありません。

iPadでも快適に利用できるDropboxアプリ

Dropboxの強みは、次のように整理できます。

  • ファイルをローカルとオンラインで同期する際に、”block-level file copying”という手法が用いられており、とにかく同期が早い(iPadやiPhone, Androidをサクサク利用するために特に重要!)
  • 歴史あるサービスなので、Mac, Windows, iOS, Androidなどあらゆるプラットフォーム上で、Dropboxを使って同期・バックアップできるアプリが多数ある
  • Dropbox Paperによる共同作業文書の作成、Microsoft Office Onlineを利用したWord, Excel, Powerpointの編集などオフィス文書の操作が快適

僕が特に素晴らしいと感じているのは、”block-level file copying”です。
普通の同期の方法では、例えば100MBの文書をiPadで編集する際、まず100MB分ダウンロードし、1文字書き換えただけでも、また100MB分をアップロードし直す必要があります。
このような同期を、「ブロック」という単位に分けて行うのがDropboxの特徴です。つまり、1文字だけ編集したら、該当部分のブロックのみがアップロードされるので、ファイル丸ごとを再アップロードしなくて良くなるのです。

iPadやiPhone, Androidなどのモバイル端末では、このような通信量の節約が非常に嬉しいポイントです。
僕はスキャンした書籍のPDFファイルをDropbox上で管理しており、PSPDFやDEVONthinkなどのアプリでちょっとした書き込みを良く行うので、その度に数百MBのファイルをアップロードし直していたら通信量的にも、時間的にもやってられません。
ちょっとの書き込みであれば一瞬で同期が終わるのが大きな魅力なのです。

ただ、価格が高いのが辛いところです。Basicプランは無料ですが2GBのみ、Plusは年額12,000円で1TB、さらに上位のProfessionalは年額24,000円で2TBの容量が与えられます。
「100GBくらいしか使わないし、月1,000円も払えない」という人は、他のサービスを使うしかないでしょう。

Google Drive:安い!容量選べる!

天下のGoogle先生のGoogle Driveは、有料プランの容量の選択肢が多く、また無料で手に入る容量も15GBと大きいのが魅力です。
どでかい文書やメディアファイルをiPadで頻繁に編集するといったことがない限り、殆どの人にとってGoogle Driveが最も安く、最も使いやすいサービスではないかと思います。

無料で15GBもの大容量が使えますが、わずか月額250円で100GBが、380円で200GB、1,300円で2TBもの容量を使用することができます。

また、Google ドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションの3つのサービスを利用すれば、オンラインのブラウザ上で、オフィスファイルを自由自在に作成、共同編集できます。
ほぼMicrosoftのWord, Excel, Powerpointに対応する機能が利用できるのが驚きです。これらの機能が全て無料というのは本当にすごいと思います。

OneDrive:900円でOffice 365付き

Microsoftが提供するOffice 365 soloは、年額12,744円で1TBものOneDriveクラウドストレージと、Microsoft Word, Excel, Powerpointを台数無制限のWindows, Mac, IOS, Android端末で利用できる太っ腹なサブスクリプションです。

公式価格は12,744円ですが、以下の当ブログの記事でも紹介している裏技を使えば、月額909円、年額にして10,908円で、Officeと1TBのクラウド容量が貰えるので、かなりお得だと思います。

クラウドストレージとしての使い心地は、Google Driveとそれほど変わらないと思います。
Microsoft Officeを仕事や学校で使うという人は、Office 365 Soloを契約して、1TBのOneDriveを軸に利用するというのが最善の選択肢であるように思います。

私は暫くOneDriveを利用していましたが、DEVONthinkがDropboxでの同期にしか対応しておらず、その同期の快適さを取ってDropboxに乗り換えました。
あえてOneDriveのデメリットを上げれば、このように、サードパーティーのアプリで同期先として指定できるのがDropboxかiCloudだけのことが多く、そのような場合には結局他のクラウドを選ばざるを得ないという点ですね。

Cloud Beats:音楽も全部クラウドへ

先ほどから、クラウドストレージサービスで「100GB」とか「1TB」とか大容量のプランばかりが出てきて、「そんな大容量絶対に使いきれないよ」と思っている人も多いのではないかと思います。
ここでは、そうしたクラウドストレージの余った容量を有効活用するためのアプリを紹介します。

Cloud Beatsは、その名の通り、Googleドライブ、DropBox、Box、OneDrive、Amazon Cloud Drive、更には個人NASなどのクラウドストレージから、直接音楽ファイルを再生することのできるミュージックプレーヤーです。

大量の音楽ファイルを保存するために、iPadやiPhoneを購入する際に、値段が高くても容量が大きいモデルを購入している人も多いのではと思います。
しかし、クラウドストレージに手持ちの音楽ファイルを全てアップロードし、モバイルではこのCloud Beatsを利用すれば、iPadやiPhoneの容量を消費することなく、大量の音楽を持ち歩くことができるのです。
mp3はもちろんのこと、m4a、wav、flacなどの拡張子のファイルも再生することができます。

Cloud Beatsの接続先選択画面

この画像のように、あらゆるクラウドストレージサービスと接続できることがわかります。

プレイリストの作成や、オフライン再生も可能です。

オフライン再生や、プレイリストの作成も可能なので、本当に殆ど不自由なくあらゆる音楽ファイルをクラウド上から再生でき便利です。

ちなみに、Google Play Musicには、パソコンにある音楽ファイルを全て無料、容量無制限でアップロードし、iPadやスマートフォンで再生することのできる機能があります。
しかし、アプロードに際して強制的に元ファイルが変換されてしまうなど、長期的に高音質で音楽ファイルを保存しておきたい時には、あまり優れた選択肢とは言えません。

僕は、大事な音楽ファイルは、元の形式のファイルのまま残しておき、フォルダ階層を付けて整理しておきたいので、迷わずDropboxとCloud Beatsの組み合わせを利用しています。
実に20,000曲ほどのライブラリになっていますが、よく聞くフォルダはダウンロードしオフライン再生できるようにしておき、非常に快適に利用できています。

もっとセキュリティ

仕事やプライベートの情報をたくさん操作するiPadだからこそ、セキュリティには気を使っておきたいところ。
MacやWindowsでも利用できるアプリが多いですが、iPadでも便利なセキュリティ関連のアプリを紹介していきます。

Bitwarden:割安なパスワード管理

パスワード管理アプリは、WebサイトごとにログインIDとパスワードの組み合わせを記憶してくれ、ブラウザ上などで自動入力してくれる便利なツールです。
これにより、サイト間で同じパスワードを使いまわさなくても、非常に複雑なパスワードを生成し、それをアプリに記憶させておいて、自分は自動入力されたものを使うだけ、とすることができます。

iPadでは非常に精度の高いFace IDが利用できるので、こうしたパスワードの自動入力も、顔認識で本人確認の上で入力してくれるので安心です。

さて、パスワード管理アプリには、数多くの種類があります。
有名どころでは、1PasswordやLastPass、Dashlaneなどが挙げられるでしょう。
1PasswordはAppleのApp Storeなどでもよくピックアップされており、注目度も高いですが、月額400円、年間契約でも4,100円と結構高額です。
パスワード管理のためだけに4,000円以上使うのは、ちょっと抵抗ありますよね。

そこでオススメしたいのが、Bitwardenです。
Bitwardenはオープンソースのパスワード管理アプリで、Mac, Windows, iOS, Android, Linuxなどあらゆる端末で利用・同期できます。
しかも、パスワードの自動生成から2段階認証まで、殆ど全ての機能が無料で利用できます。

聞いたことなくて不安!と感じる人も多いかもしれませんが、Bitwardenはオープンソースのソフトウェアであるため、全てのソースコードが公開され、脆弱性がないかや、密かにパスワードを収集したりしていないかといったことが、大衆の監視に晒されています。
従って、本当に安全なのかどうか分からない私企業に自分のパスワードやクレジットカードの情報を全て渡してしまうより、多くの人のチェックによって安全であると証明されているツールを使う方が、むしろ安全という訳です。

僕は無料の機能だけで全く問題ないのですが、寄付の気持ちも込めて、これまたわずか年間10ドルのPremiumプランを契約しています。

iPad上でも当然パスワードの自動生成が利用できる。
Bitwardenによるパスワード自動入力の様子

この画像のように、Webサイト上やアプリ上で、ログイン情報を求められた際に、キーボードの上の方に「パスワード」という鍵のマークが表示されます。
ここをタップすれば、Biwardenで顔認証や指紋認証が行われ、自動でパスワードが入力されるという訳です。

Standard Notes:Evernoteに代わるノートアプリ

iPadを含めあらゆる端末上でノートを同期するツールとしてはEvernoteがあります。
しかし、Evernoteも有料化されてしまい、MicrosoftのOneNoteをはじめ、他社のノートアプリに移行した人も多いのではないでしょうか。

Standard Notesは、このようなEvernoteからの移行先として非常に有力なノートアプリです。
Mac, Windows, iOS, Android, Linuxなどのあらゆるプラットフォーム上で動作し、非常にシンプルで高速なアプリで、作成したノートを同期することができます。

これまたBitwardenに続きオープンソースのアプリで、全てのノートが暗号化されているため、自分が保存したノートが強固なセキュリティによって守られます。
無料にも関わらず、端末数も無制限ですし、容量に制限もありません。

さらに、5年間でわずか149ドルという有料プランに加入すれば、なんと100年分(!!)のバージョン履歴が保存され、無限に過去に遡って編集履歴を辿ることができる上に、Dropbox, OneDrive, Google Driveなどに暗号化された添付ファイルやノートを保存することもできます。

非常にミニマルなデザインのStandard Notes

Cryptomator:何でも暗号化で安心

Cryptomatorは、様々なクラウドストレージサービスを更に安全で便利にするツールと言えます。
これも、iPadだけでなく、Mac, Windows, iOS, Android, Linuxなどあらゆる端末で利用できるオープンソースのソフトウェアです。

あらゆるクラウドストレージ上に、暗号化された「Vault(金庫)」フォルダを生成し、自分だけが知っているパスコードを入力しなければ、誰も中に入っているフォルダやファイルを閲覧できない状態にできる暗号化ツールです。

単にCryptomatorのアプリ経由でDropboxやGoogle Driveにアクセスすればいいだけなので、既に自分が持っているクラウドストレージの容量を使うことができ、特別に新たなサービスを契約することなく利用できるので便利です。
自分のパスポートや、誰にも見せたくない日記など、クラウドに保存して色々な端末で閲覧できると便利だけど、そのまま保存すると不安・・・というファイルをCryptomator経由でクラウドに保存すれば良いのです。

iCloud Drive, Dropbox, Google Drive, OneDriveにVaultを作れる

実際、僕はDropbox上にVaultという名前のフォルダを作って、そこに税金関係の書類や、パスポートや、VISA関係の書類など、最悪Dropboxの中身を人に見られたとしても、自分の一番大事な情報は暗号化されている、という状態にしています。

Vaultのロックや、ロック解除にもFace IDや指紋認証を利用できます

Bitwardenで非常に強力なパスワードを生成し、更に特に大切なデータはCryptomatorで暗号化しておけば、クラウドストレージにありとあらゆるデータを保存しておけるので便利です。
セキュリティが不安でいまいち電子化できなかった文書がある人は、ぜひこれを機に、クラウドに全て保存してしまうことを検討してみてはどうでしょう。

Hot Spot Shield:爆速VPN

VPNは、非常にざっくり説明すると、他の国に置いてある暗号化されたサーバーを経由してインターネットにアクセスすることで、自分が誰なのかや、自分がどこからアクセスしているのか、どんなWebサイトを見ているのかを隠すことのできるものです。

パスワードの掛かっていないスタバやマックなどのフリーWi-fiを利用していると、自分の通信内容を他の人に覗かれてしまうリスクがあります。
そんな時、このアプリでVPNをオンにして、VPNを介してネット接続することで、安心安全に利用できるというわけです。

Hotspot Shieldの非常にシンプルなアプリインターフェース

Hotspot Shieldは、アメリカのアンカーフリーというVPN業界では著名な企業が提供しているVPNサービスで、アメリカや日本など世界中のサーバーを利用することができるものです。
アプリのデザインも非常にシンプルで、回線速度も早いので、僕の場合、VPNを利用していることを忘れて、ずーっとVPNに接続したままにしてしまうことも良くあります。

VPNサービスは多々ありますが、強い拘りがない限り、基本的にはHotspot Shieldを利用しておけば問題ないかと思います。
無料で利用できるプランもあり、仮に気に入れば、Lifetime(一生使える)プランがわずか120ドルで購入できるので、有料版に移行してしまうのもオススメです。

Officeももうパソコン不要なレベル

僕はiPad Pro 2018を利用していますが、様々なアプリを使いこなせば、ほぼパソコンは必要ないレベルに来ていると感じています。
かなりのPCヘビーユーザーである僕でもこの状態なので、毎日1時間ちょいPC触るくらい、というユーザーであれば、ほぼ100パーセントの作業をiPadで完結させられるはずです。

パソコンの代替としてiPadを利用する上では、Office系アプリはなんだかんだ言っても外せません。

Microsoft Office 365

iPadでMicrosoftのWord, Excel, Powerpointを利用する場合、閲覧のみであれば全て無料でアプリを利用できます。
編集までをiPadで行う場合は、Office 365 soloを契約するしかありません。
先述の通りわずか月額909円で全ての機能を利用できるので、Officeファイルを扱う予定がある人は迷いなく契約してしまうと良いでしょう。

しばらく利用していましたが、Smart Keyboard Folioなどの外部キーボードを組み合わせれば、ほぼパソコン版と変わらない使い心地です。
唯一の不満は、同時に二つのWordファイルを開いて編集できないところでしょうか。
次期のiOS 13で、そのような機能のリリースが噂されていますが、早く実現されてほしいものです。

Microsoft WordはPC版とほぼ変わらぬ機能を利用できる。

Google Docs

仕事などでMicrosoft WordなどのOffice製品を利用しなくても良いという人は、Googleのドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションを利用するのが良いでしょう。

無料で非常に快適なオフィスソフト群を利用できます。
Google Driveに直接これらのドキュメントを作成し、他のユーザーと共有して同時に編集することなんかもできます。
大学の講義ノートを友人と共有し、同時に編集すれば、自分が聞き逃したところを友人がメモしておいてくれる・・・なーんて使い方も可能です。

Googleドキュメントの利用イメージ

Microsoft Wordほど細かいフォント設定などはできませんが、基本的な機能は備わっています。

Apple iWorks

Apple純正以外のOfficeスイートばかり紹介してきましたが、MacとiOSのみで使う分には、iWorksも非常に快適です。
iCloudでの同期がアプリにも組み込まれているので、非常に高速に更新が同期され、MacとiPadでシームレスに文書を作成できて便利です。


WindowsやAndroidとの互換がないということと、クラウドサービスによっては、Pagesなどのファイルをプレビューできないサービスがあり不便なので、私はMicrosoft OfficeかGoogle Docsを使いがちですが。

PagesもMicrosoft Wordとそれほど変わらない機能が利用できる
iOSのファイルブラウザを利用して保存先も自由に選べる

Apple純正アプリにもすごい奴が

ここまで紹介してきたのは、Apple純正ではないサードパーティーのアプリがほとんどでしたが、Appleが出しているアプリにも、物凄い高度な機能を持つ超便利なアプリが存在します。

Shortcut:拡張性高すぎヤバすぎ

「Shortcut」は、元々別の名前でサードパーティーの企業が開発していましたが、Appleによって買収されてApple純正アプリとなりました。
初期インストールされていないため、このアプリの存在を知らない人も多いかもしれませんが、これは絶対に使うべき超便利なアプリです!

ごく簡単にいうと、複数の機能を組み合わせた作業を自動化して、ワンタップで一連の作業を実行するワークフローを作成できるアプリです。
例えば、10枚の写真を繋げてGIFに変換することや、複数のPDFを一つのファイルに統合することなどができてしまいます。

他の人が作ったワークフローをダウンロードすることもできるので、痒いところに手の届く機能を、iPadにどんどん追加していくことができるのです。

ギャラリーで公開されているApple純正のワークフロー

Shortcutのアプリでは、「ギャラリー」から既存のワークフローを入手するか、自分でワークフローを作成するか、オンライン上で個人が作成したワークフローを探して入手するか、いずれかの方法で新しいショートカットを設定できます。

複数のPDFを統合するワークフローを作成するとすれば、次のようになります。

複数のPDFを統合するShortcut

このショートカットをタップすると、まずファイルを選択する画面になり、そこで選択したPDFが自動的に統合され、ファイル名を尋ねるダイアログが出てきて、ファイル名を入力すると、今度は保存先を指定する画面になります。
このような一連の作業を、一つのフローにできてしまうのです。

作ろうと思えば、めちゃくちゃ長い複雑なフローも作成できます。
オンライン上では、様々な個人が作成した「作品」がシェアされているWebサイトが数多くあります。
例えば、Sharecutsというサイトや、ShortcutGallery.comといったサイトがあり、自分が欲しい機能を見つけることができます。

僕のよく使うおすすめは、Zipファイルの圧縮・解凍、PDFの統合、お気に入りのWebサイトをChromeで開くホーム画面アイコン(これもShortcutで作れます)、画像の一括サイズ縮小などです。




  • 教えてください。
    私も以前から Devonthinkを使っていて、記事のような拡張を考えていたのですが、
    先日やっと念願の Ipadを購入して、さっそくDevonthink to Go をインストールし
    同期しようと試みたものの、なかなかうまくできないで困っています。
    英文のマニュアルも参照するのですが、なかなか慣れないもので・・・。

    Devonthink to Go に、macのデータベースを取り込にはどうすれば良いのでしょう?
    mac のDevonthink の方で、データベース本体をiCloud上におかなければならないのでしょうか?
    また、この場合、オフライン状態でもDevonthinkは使えるのでしょうか?

    照会する場所が異なるのは重々承知ですが、なかなかDevonthinkのノウハウを解説しているサイトがないところを
    貴HPで見かけたので、お尋ねさせていただきました。
    ご教授がた、よろしくお願いします。

  • Mac側
    ・Devonthinkの「Preference」→「Sync」と進み、PCとモバイルの同期に使用したいクラウドサービスを選びます。次に、クラウド上にアップロードしたいデータベースにチェックを入れます。
    ・オフラインでも引き続き利用可能で、オンラインに復帰する度に自動で同期されます。
    iOS側
    ・これまたDevonthink To Goの設定から、「Sync」→「Locations」と進み、先ほどPC側で指定したクラウドサービスを選びます。こちらでも同期したいデータベースにチェック(基本、PC側で選んだのと同じものにチェック)を入れれば完了です。
    ・データベース上にあるファイルを一度ダウンロードすればオフラインで使用可能です。オンラインに復帰すると自動で変更がPCと同期されます。

    • さっそくの連絡ありがとうございます。
      mac側でicloudを選らんだのですが、syncするとinvalid encryption keyと出て、アップロードできません。以前にチャレンジして失敗した後遺症と思われますが、どうすればよいでしょうか?。リセット出来るでしょうか?

      • 同じ「Sync」の設定画面で、下のほうに小さい歯車マークがあり、「Clear Detabase」というのを選ぶとクラウド上のデータベースをリセットできると思います。

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